やっぱり中庸が一番なんだろうけど、やっぱり中庸が一番難しい

すっかり書くのが遅くなったけど、書いておかなきゃいけないことがありました。
前に書いたとおり、孤児の支援をしてくださった方々をブシアに迎え、そのホストをしておりました。
せっかくいらしてくれたから、せっかく日本から支援をしてくださったから、なるべく意向に添えるようにElizaやTomに迷惑をかけたこともたくさんありました。申し訳ないと思いつつ、でも、ドナーを迎えているから仕方がない。

だけど、「仕方ない」で片付けられないことがありました。
お客さま滞在中のメインイベント、孤児たちへのdistributionのときのこと。この日はお菓子や食料、文房具をプレゼントしたのですが・・・

片付けられなかったこと その1) お金の使い方
最初は食料(とうもろこしと、離乳食のようなもの)と文房具だけをプレゼントする予定でした。が、予算がなんとかなりそうだし、もっと「絵」になるものが欲しいということで、もう一つ追加することになりました。結局お菓子もあげることになったんだけど、牛はどうか?、おもちゃはどうか?、と他の案もでてました。きっと「絵」になるのは、牛とかお菓子とか、おもちゃ。でも、本当に必要とされているのは新しい家だったり、家の改築費だったり、食料。お金をどこにどう使うか、ドナーの意向は無視できない。日本でもドナーの縛りで人件費が出なかったりすることがあったけど、それでもやりたいことは出来ていたという印象。

片付けられなかったこと その2) 
この日は本当は3つの孤児院をめぐって、食料などを渡す日でした。が、またしても「絵」になるほうがいいってことで、みんなに一箇所に集まってもらいました。合わせて200人近い孤児たち、未亡人たち、スタッフ。歓迎もすごかったんだけど、いざ配布のときになると大騒動。文房具を配るにしても、最初はセレモニー的に一部に配って回収、その後各孤児院で配布するという流れだったんだけど、「なんでこの場でくれないんだ?せっかく来たのに」という不満爆発で、結局この日すべて配ることに。お菓子もみんなで奪い合い。こんなことが起こらないように、孤児院をまわるはずだったのに、なんで苦労を買って出てるんだ?とさすがに疲れてきていたのか、不満に思ってしまいました。


考えてみるとホストとして振舞っている間ずっと考えていたのは「絵になるかどうか」、つまりドナーが心地よいようにすること。これは当然のことかもしれない。でも、あたしには周りのスタッフが割く労力や、そして何よりも孤児たちや孤児院スタッフのことを考える余裕がなかった。バランスが欠けていた、と思う。ということで、タイトルにいたる。

お金がなければ活動できない。ドナーは神様です。でも、直接のサービス受益者をお客様と呼ぶなら、もちろんお客様も神様です。お金を払ってサービスを受ける市場のお客神様とちがうから、ちょっと戸惑った。戸惑わなくても、これってNGOやってる人には当然なのかな。当たり前のことを改めて体感する、そんな日々を送っています。

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posted by ayayayaya @ 23:45,

2 Comments:

At 2008年7月3日 3:59, Blogger Amivi said...

あやー!! ブログにコメントくれてたのにずっと反応できてなくてごめんね。。

とうとうあやも旅立ったんだね!!!(ってだいぶ前のことかもだけど・・・)
とりあえず元気そうでなにより!

インターンの同志として、HIV/AIDS活動の大先輩として、そしてきらきら輝く素敵な友達として、あやを励みにお手本にさせていただきます☆

メールが送りたいのにメアドがわからないんだよー。わかったらまたいろいろメールするね!
もしも暇だったらいろいろとまた教えて♪

じゃあお互い健康には気をつけてがんばろうね!!!

 
At 2008年7月6日 16:26, Blogger ayayayaya said...

きゃーー!久しぶりー!
ブログに謎のコメントの形跡とかのこしててごめん。

体調には本当に気をつけなきゃだね。ブログ読んだよ!大丈夫か?とかいいつつ、あたしは蚊帳するの面倒で・・・マラリアが怖い・・・

あたしもだいぶれなの存在に励まされてます☆すごく、すごく。再会していろいろと話すのが楽しみ。そのために充実した日々にしなきゃって思い直したりしてる。

ネットうまくつながる度に、ブログ読んでるよー☆またすぐ連絡するね♪

 

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