社会もまた弱肉強食。なのか?

ある日本人の方と話していたとき、彼は「生物と同じように、社会もまた生態系を成している。生命が生態系のシステムで維持されているように、結局社会も生態系のように維持され続け、変わることはない」と言いました。つまり、先進国は先進国であり続け、発展途上国は発展途上国であり続けると言いました。動植物のように滅びる国もあるだろうが、ピラミッドの構造自体に変化をもたらすものではない、と。彼はだからといってあきらめるのではなく、それでも行動をするとも言いました。
先進国がグローバリズムの恩恵を享受するために社会全体があるという機能ー構造主義のような彼の話は、全然しっくりこない。社会は変わる。歴史が歴史であるのは、今とは違う昔があったから。政治・経済・文化含め、社会の変化の記述。でも、動植物の攻防の歴史とか言ったら相当込み入った話書けちゃうよね。。
ながーい目で見ると人間は新参者。自然と同じ年月をかけたら、社会の構造は彼の言うとおりある程度固定化してしまい、今はその過程であるのか。今後の歴史は社会の生態系の枠でしか語られなくなるということ?

しっくりこないのは、生態系ピラミッドを引き合いに出すのが違ってるから。あくまで図形的なイメージの話なんだけど、生態系ピラミッドのような三角形ではなくて、あたしが考えるのは大小様々な円。これが、今のあたしが考える世界のあるべき姿。「角が立ってはいけない」って日本人的かな。

彼とはこの話をほんの数分しかできなかった。違和感だけ感じて、その違和感は表明したけど、彼の勢いに完璧負けてた。彼はこのことを相当熟成させてたらしい。なんとか違和感を十分に説明したい。

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posted by ayayayaya @ 16:29,

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