ケニアでVCT

ついに、ケニアでVCT行ってきました。9/9にMatayosのHealth CenterでAPHIA IIプロジェクトのrefresher training(Youth Community Health Workerってタイトルのピアエデュケーターのためのトレーニング)があって、見学に行ったついでにVCT受けてきました。ほんとは休憩時間が暇だからちょっと行ってみよ、くらいの気持ちで行ったのに思いのほか1時間もかかってしまいました。

まずはYCHWのハンフリーに連れられ、とあるお部屋へ。するといきなり「じゃ検査しますよ~」的なノリだったから焦って聞いてみると、その部屋はカウンセリング無しの、本当に検査のみを目的にしている人のためのお部屋でした。ちょっと迷って、やっぱりカウンセリングも受けたいよなーということで、Health Center内の「VCT」の表示にしたがって同じ建物内なんだけどちょっと離れた部屋へ。人がいる気配なかったけど、部屋ノックしたらおばちゃんがいたからそのまま検査とカウンセリングを受けたい旨を伝えてカウンセリングに突入。おばちゃん風邪気味だったけど、無理して検査やってくれました。

カウンセリングの始まりは、これから何が起こるかの説明から。どんなことを聞かれるか、どんなことは言わなくていいか。決められた質問シートの項目に沿ってこれから質問するとか、名前は言わなくていいとか、聞かれても言いたくないことは言わなくていいとか。そして、実際にどんな検査をするのか。検査に使うキットを紹介されて、ネガティヴ/ポジティヴだったらどんなふうにキットに結果が出るのか、ポジティヴって出たらその後さらにどんな検査をするのか、について。ケニアでは迅速検査が普通なので、ポジティヴって分かったらさらに検査をする。それから、HIV持ってるってわかったらどう思う?って聞かれ、ポジティヴだってわかっても悲観的になることじゃなくて、むしろ早くわかることはいいことだということを伝えられる。さらに、ネガティヴだったら、そこで安心せずにこれからもネガティブであるよう気をつけるようにとも。で、質問に入る。もうほぼ1ヶ月前のことだから順番とか覚えてないんだけど、
・なんでVCT受けようと思ったのか
・HIVとAIDSについて知ってる限りのこと
・今までの(特に最近の)セックスのこと(コンドーム使用の有無、避妊の方法、パートナーの性別)
・1番最近のセックスとウィンドウピリオドのこと
・今まで検査受けたことあるかどうか(いつ?何回?検査結果は?)
・年齢
・職業
・VCTを知ったきっかけ
・妊娠経験の有無
たぶんこの他にも聞かれた。相当赤裸々に話したから時間かかって、ここまでで30分くらいは時間たってたはず。この項目は政府で決められて手、統一の質問項目だということ。

次に、もし相手にコンドームをつけることを気にしないようだったらコンドームのつけ方をやりましょ、ってことになったけど、時間がもったいないので先に検査をして、結果が出るまでのあいだにつけ方講座を実施。迅速検査だから結果は15分で出る。相変わらず注射針は怖い。びびってると、おばちゃんもびびって軽くしか指に針を刺さず、血がなかなか出てこなかったけどなんとか搾り出し、コンドームつけ方講座へ。ペニスの模型が出てきて、コンドーム(made in USA)を渡され、まずはあたしがやってみることに。ケニアではルオ族以外ほぼcircumcisionの習慣があるから、日本より若干ステップ少ない(でも最近ルオ出身のライラがcircumcisionを受けてることをカミングアウト&推奨を始めたので無理にcicumcisionする事件が多発。4歳の子がニュース見て1歳の弟に実行、奇跡的に成功してたケースとか、ボダボダ仲間で無理矢理とか)。で、次におばちゃんによるデモンストレーション。そしてレイプされたときの緊急避妊のことについても説明を受ける。そして15分が経過。結果はおばちゃんじゃなくって、あたしがチェック。結果を受けて、これからどうするのがいいか教えてもらい、ケニア人の男は未だにpolygamy引きずってて信用できないからケニア人とやるときは絶対コンドームつけるよう強く言われ、「検査を受けました」ってカードをもらい、終了。カードのストックがなくって、その辺の紙ちぎったのにいろいろ書いてスタンプ押してくれた。笑。日本じゃ検査証明カードがはやっている(はやりだす)らしいですが、ケニアでも証明カードありました。しかもofficialな。もしパートナーが自分は検査を受けたって言い張るようなら、証拠としてカードを見せてもらえ、って教えてもらった。


ハンフリーを待たせてたのもあったけど、長かったーって印象。いい意味で。でも聞いてみるとこれはあたしだからだったらしい。普通は全部で30分もあれば終わるとのこと。きっとムズング(スワヒリ語で白人)だったし、最初に何やってるか聞かれ、ブシアでHIVやAIDSのプロジェクトやってるNGOで研修してるって伝えたから、おばちゃんがモニタリングされてると気を使ってこんなに長かったんだろうとのこと。スタツアのときにmobile VCT受けたときは時間がなかった+人が多かったからカウンセリングはけっこう省略したし(もちろん、合意のうえで)。そして、同性愛がわかったら終身刑になるケニアで、セックスのパートナーの性別を聞かれたことに驚いた。ナンバレでまた検査受けに行ってこよう。

その後、ケニアで初めて豚肉食べて、trainingにまたお邪魔して、ブシアに帰りました。おわり。

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posted by ayayayaya @ 18:37,

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